“Hey Jude” における英国の「コドモ」はグローバル・シティズンになれるのか?
精神の成長(精神と肉体のバランスを取って大人=紳士・その妻のレディになる)を描く英国19世紀の教養小説が、20世紀には芸術家と市民に分裂することの意味を、21世紀のグローバル・シティズンの可能性という観点から再考します。ハーディの小説に出てくる「コドモ」ジュードは、1960年代の若者文化であるビートルズの“Hey Jude”に違ったかたちで温かく寄り添うように再登場したが、21世紀のいま、グローバル・シティズンになる可能性はあるのか?英米文学におけるコドモまたは少年・少女の「成長」の表象を、(非)成熟・反成長(や開発・跳躍、さらには、持続可能性)といった言説とともに、取り上げます。
■講師:大田 信良(東京学芸大学 教授)
■主な対象:指定しない
■紐づく資質・能力と獲得ポイント
(カテゴリA)A-1.教科教育を支える学問的専門性:1ポイント
(カテゴリA)A-3.子どもや学校をめぐる現代の課題:1ポイント
(カテゴリB)B-4.人材育成への貢献:1ポイント
(カテゴリC)C-2.学習指導・授業実践:1ポイント
(カテゴリC)C-5.カリキュラムデザイン:1ポイント
(カテゴリD)D-5.キャリア教育・進路指導:1ポイント
学んでほしいこと
- グローバル・シティズンシップ教育をクリティカルに再考し実践すること。
- グローバル・シティズンシップ教育が要請される現代のグローバル化・資本主義世界のコンテクストを十分に理解すること。