「生きる力」を育む体験活動の考え方~「エッジワーク理論」を交えて~
「体験/経験」は大切だと多くの人は思っています。学校教育でも社会教育でも、「生きる力」を育むためには知ったり学んだりする対象に直接関わる原体験(=直接体験)が基盤として重要であることが指摘されています。当講座では、体験不足とその欠落が青少年の心身の十全なる成長に影を落とす現代社会において、体験の考え方について整理しつつ再考します。そして、体験活動がなぜ・どのようにして「生きる力」を育む源泉となるかについて、「レジリエンス(再起力)」「グリット(やり抜く力)」といった近年注目されるキーワードを交えて考えていきます。さらに、実際の体験活動の場面において、「生きる力」を育んでいくための具体的な指導や支援のあり方について説明します。
■講師:小森 伸一(東京学芸大学 教授)
■主な対象:指定しない
■紐づく資質・能力と獲得ポイント
(カテゴリA)A-1.教科教育を支える学問的専門性:1ポイント
(カテゴリA)A-2.学習に関する諸科学の知見:1ポイント
(カテゴリC)C-2.学習指導・授業実践:1ポイント
(カテゴリC)C-4.指導力向上の取組:1ポイント
(カテゴリG)G-1.学び支援:1ポイント
(カテゴリG)G-2.発達・成長支援:1ポイント
学んでほしいこと
- 現代社会において体験が重視される背景および現代社会における体験活動の考え方について理解すること。
- 体験活動の重要性について、「エッジワーク理論」を踏まえた上で理解すること。
- 体験活動による実際の検証効果について理解し、体験活動(とくに直接体験)が、「生きる力」を育むことに通じることについて理解を深めること。